10.3969/j.issn.1002-4395.2009.02.012
東アジアにおける日本文学——研究の動向と展望
近年、人文社会科学の各分野で急速に進展している東アジアの課題について、前近代の文学研究の側から研究の動向を概観し、かつあらたな展望を提起した.〈漢文文化圏〉の呼称説を引き継ぎ、中国と日本の比較研究が一対一対応の一方通行に終始する受容論を批判、朝鮮·琉球·越南(ベトナム)まで視野に入れた多面的多層的な視座を設定、比較論から共有論への転換を提起し、理論研究にとどまらない基礎的な資料調査にもとづく資料学からの構築を提唱、あわせて西洋も視野に入れた〈東西交流文学〉論の方向性にも言及した.
漢文文化圏、資料学、共有文学圏、東西交流文学
R77;K24
2009-06-19(万方平台首次上网日期,不代表论文的发表时间)
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