10.3969/j.issn.1002-4395.2002.02.011
《万葉集》卷十六の研究(一)--「由縁」と「有由縁歌」考--
@@ 一初めに
「有由縁歌」の「由縁」の意味するといろをめぐって、万葉集の歌にぉける用例を配慮しつつ漢籍と比較する先行論文には芳賀紀雄氏と内田賢德氏の研究がある.芳賀論文の主旨は主に「無心所著の歌」(<万葉集を学ぶ>第七集、有斐閣、一九七七年十月、以下は論文①と略称する)と「歌の由縁といぅいと」(<說話論集上代の伝承とその表現>第六集、清文堂、一九九七年十月、以下は論文②と略称する)に見ぇる.内田論文は「卷十六桜児·縵児の歌」(<万葉集研究第二十集>、塙書房、一九九四年六月)に収められている.以下、必要に応じて両氏の論文に触れながら論を展開していきたい.
2005-05-19(万方平台首次上网日期,不代表论文的发表时间)
共5页
63-67